皆さんこんにちは、今回は帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」について詳しくご紹介します。帯状疱疹は、水痘ウイルスが再活性化することで引き起こされる感染症であり、その痛みや皮疹は非常に厄介なものです。シングリックス筋注用は、この帯状疱疹を予防するためのワクチンであり、その効果や予防への重要性について解説します。
❶シングリックス筋注用とは？
シングリックス筋注用は、帯状疱疹の再発リスクを低減するために開発されたワクチンです。帯状疱疹は、水痘ウイルス（Varicella-Zoster Virus）が原因であり、一度水痘にかかった後にウイルスが体内に潜伏し、後に再活性化して帯状疱疹を引き起こすことがあります。帯状疱疹は、特に50歳以上の成人や免疫力の低下した人々に影響を与えやすく、痛みや神経症状を引き起こすことがあります。
シングリックス筋注用は、筋肉注射によって筋肉に投与され、2回の接種が推奨されています。初回接種の後、2〜6か月後に2回目の接種を行うことで、帯状疱疹の再発リスクを低減する効果が期待されています。
❷効果と予防への重要性
シングリックス筋注用の主な効果と予防への重要性について考えてみましょう。
1. 帯状疱疹の予防
シングリックス筋注用は、帯状疱疹の再発リスクを軽減する効果があります。帯状疱疹は痛みやかゆみ、皮疹を引き起こすことがあり、特に高齢者にとってはその症状が長期間にわたって続くことがあります。ワクチン接種によって、これらの症状を予防することができます。
2. 合併症の予防
帯状疱疹は、皮膚だけでなく神経にも影響を及ぼすことがあります。神経痛や後遺症が生じる可能性があり、これらの合併症を予防するためにもシングリックス筋注用の接種は重要です。特に高齢者は合併症のリスクが高いため、予防接種がおすすめされます。
3. 生活の質の向上
帯状疱疹による痛みやかゆみは、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。例えば、睡眠の妨げになったり、日常活動に支障をきたすことがあります。シングリックス筋注用の接種によって、これらの症状を軽減し、生活の質を向上させることが期待されます。
❸料金
シングリックス筋注用は、保険適用外の薬剤となります。そのため、自己負担が必要です。当院では、1回の接種が23,000円（税込み）、2回接種で合計46,000円（税込み）の費用がかかります。
❹接種希望の方へ
帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」を希望する方は、お電話やホームページのお問い合わせから予約を受け付けています。ぜひご興味をお持ちの方は、当院へご連絡ください。
まとめ
帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」は、帯状疱疹の再発リスクを低減し、合併症や痛みを予防するための重要なワクチンです。高齢者や免疫力の低下した人々に特に推奨されており、健康な生活を維持するためには予防接種を検討することが重要です。医師の指導に従い、正しいスケジュールで接種を行うことで、帯状疱疹から身を守りましょう。
