掌蹠膿疱症の症状、治療法について

掌蹠膿疱症

palmoplantar pustulosis
掌蹠膿疱症

What is

掌蹠膿疱症とは

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手のひらと足の裏が赤くなって、膿をもった黄色いポツポツ、ガサガサがでるのが特徴です。

かゆみは強いこともそうでないこともあり、がさがさがひどくなったり亀裂ができるとヒリヒリ痛くなることもあります。
時間が経つと膿疱が乾いてかさぶたとなり、剥がれ落ちます。

足の裏や手のひら以外にも、膝や肘、すね、頭などにも発症することがあり、爪の変形や関節の痛みなども引き起こされる場合があります。
膿疱はウイルス性のものではないため、人に触れても感染する心配はありません。

Cause

掌蹠膿疱症の原因と悪化要因

掌蹠膿疱症は乾癬という皮膚の表面ががさがさ、赤くなる病気と関連があります。
掌蹠膿疱症の患者さんで、4人に1人程度は手足以外にもこの乾癬の症状が出ているとされています。

掌蹠膿疱症の原因は汗を出す汗腺が炎症を起こすのが原因でないかと推測されていますが、はっきりした原因は不明です。

掌蹠膿疱症と紛らわしいのは湿疹および水虫です。
水虫でないことを確認するために顕微鏡の検査を行います。
喫煙は掌蹠膿疱症を悪化させる原因になるので、喫煙していれば禁煙することが治療になります。
禁煙してからも数カ月は改善するまでに時間がかかることもありますので、すぐに治療効果が出るとは限りません。

Treatmant

掌蹠膿疱症の治療

掌蹠膿疱症は、飲み薬やステロイドの塗り薬を使ってしっかりと治療することが重要です。
外用薬で治まらない掌蹠膿疱症は多く、その場合にはまず紫外線治療を追加で行います。

ナローバンドUVBという紫外線治療器を毎週当てることで、炎症がおさまり赤み、がさがさが改善してきます。

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